拝啓 茉白、愛しい君に花束を。
肩の力が抜けて、頭の中に蒼を拒絶した時の心境が次々と浮かんできた。
蒼に悪いことしちゃった。嘘ついたし。
「ごめんね…」
扉にもたれて呟いた。
嘘をつけば私は灰色に染まる。
蒼に悪いことしちゃった。嘘ついたし。
「ごめんね…」
扉にもたれて呟いた。
嘘をつけば私は灰色に染まる。