拝啓 茉白、愛しい君に花束を。
ガラッ!!

突然大きな音でドアが開いた。

「えっ!?拓真…!?」

みんなそんな反応だった。

ツカツカと私の席へ近づいてくる拓真。

「茉白…」

ヤバい。脳が危険信号を出している。

逃げなきゃ。

勢いよくと顔を上げると、目の前が真っ暗になった。

「きゃぁーーー!!!」


女子のうるさい叫び声が聞こえるのは。
口から息ができないのは。
なんでなの?
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