包み愛~あなたの胸で眠らせて~
「私なんかじゃ全然頼りにもならないでしょうけど、話を聞くことは出来ますからね。無理に聞こうとはしないけど、愚痴でもなんでも気軽に言ってくださいね」
「ありがとう。ごめんね、気を使わせてしまって」
「いいんですよ。あ、本当に急がないとヤバイですよ! 行きましょう!
星野さんの慌てる声に私も時間を確認して、小走りでオフィスに向かった。
ギリギリではあったけど、始業時間前に到着できて、胸を撫で下ろした。息を整えながら、パソコンの電源を入れる。
それから広海くんのデスクに目を向けたが、彼はそこにいなかった。
私を避けるためにその場で取り繕った急用なのかなと半分疑っていたが、本当に急用だったようだ。
私は置いてあった書類何枚かに目を通す。1つは広海くんが置いたようで『赤丸の部分の入力をお願いします』と付箋が貼ってあった。
多分昨日私が退社してから置いたのだろう。滑らかに書かれている文字をなぞり、共有フォルダを開く。
広海くんからのメモでやる気が沸いてきた。今日も1日頑張ろう。
「ありがとう。ごめんね、気を使わせてしまって」
「いいんですよ。あ、本当に急がないとヤバイですよ! 行きましょう!
星野さんの慌てる声に私も時間を確認して、小走りでオフィスに向かった。
ギリギリではあったけど、始業時間前に到着できて、胸を撫で下ろした。息を整えながら、パソコンの電源を入れる。
それから広海くんのデスクに目を向けたが、彼はそこにいなかった。
私を避けるためにその場で取り繕った急用なのかなと半分疑っていたが、本当に急用だったようだ。
私は置いてあった書類何枚かに目を通す。1つは広海くんが置いたようで『赤丸の部分の入力をお願いします』と付箋が貼ってあった。
多分昨日私が退社してから置いたのだろう。滑らかに書かれている文字をなぞり、共有フォルダを開く。
広海くんからのメモでやる気が沸いてきた。今日も1日頑張ろう。