包み愛~あなたの胸で眠らせて~
給湯室に急いでいくと、コーヒーを持って出ていく星野さんに出合う。
「お疲れ様です。また頼まれちゃった」
「お疲れ様です。もしカップが足りなくなったらどうしたらいいんですかね?」
立て続けに来客があると、どんどんカップがなくなる。簡易なプラスチックのを使えば間に合うだろうけど、人によってはちゃんとしたのではないと失礼になりかねない。
私も星野さんと同じにそこを疑問に思った。
「あとで小池さんに聞いてみましょう」
「そうですね。私、これを置いたら聞いてきますね!」
あとでと言ったのだが、星野さんはすぐ聞きにいってしまった。疑問に思ったことは早くに解決させてスッキリしたい人なのだろう。
私が応接室に運んで戻ってきたのと、小池さんのもとに行った星野さんが戻ってくるのはほぼ同時だった。
「必要なのにどうしても足りない時は、総務部に行って借りるそうですよ」
「借りるんだね。聞いてきてくれて、ありがとう」
「いいえー。ところで、片瀬さんはこの会社で気になる人っています?」
「えっ……突然、なに?」
「お疲れ様です。また頼まれちゃった」
「お疲れ様です。もしカップが足りなくなったらどうしたらいいんですかね?」
立て続けに来客があると、どんどんカップがなくなる。簡易なプラスチックのを使えば間に合うだろうけど、人によってはちゃんとしたのではないと失礼になりかねない。
私も星野さんと同じにそこを疑問に思った。
「あとで小池さんに聞いてみましょう」
「そうですね。私、これを置いたら聞いてきますね!」
あとでと言ったのだが、星野さんはすぐ聞きにいってしまった。疑問に思ったことは早くに解決させてスッキリしたい人なのだろう。
私が応接室に運んで戻ってきたのと、小池さんのもとに行った星野さんが戻ってくるのはほぼ同時だった。
「必要なのにどうしても足りない時は、総務部に行って借りるそうですよ」
「借りるんだね。聞いてきてくれて、ありがとう」
「いいえー。ところで、片瀬さんはこの会社で気になる人っています?」
「えっ……突然、なに?」