包み愛~あなたの胸で眠らせて~
広海くんを苗字で呼ばなくてはいけないと思ったのだけど、思わず『くん』と言ってしまい、慌てて『さん』に訂正したが、変になってしまった。
酔ってはいないけど、酔っていると笑ってごまかした。
「そういえば、池永さんと片瀬さんは同じくらいの年齢ですか?」
星野さんからの問いに、私が答える。
「あ、うん、そう。同い年」
「だったら、くんと呼んでも別にいいんじゃないですか? ね、池永さん?」
「ああ、別にどっちでも」
突然星野さんから話をふられてた広海くんは、答えながらチラッと私を見る。
その顔が少し笑っているように見えて、私は目を丸くする。そんな私を堀田くんが見ていた。
「片瀬さん、池永さんみたいなタイプが好みなんですか?」
「えっ? なんでそんなこと聞くの?」
質問に質問で返すと、星野さんに突っ込まれる。
「ええっ! そうなんですか? 前に聞いたときは興味ないみたいに言ってましたよね?」
堀田くんが星野さんの言葉を聞いて、さらに聞いてきた。
「興味ない? じゃあ、片瀬さんはどんな人が好みなんですか?」
「私もそれ聞いてみたかった! 教えてください」
興味ないと一言も言っていないのに、話が変な方向にいってしまい、ジョッキに残っていたビールで喉を潤した。
酔ってはいないけど、酔っていると笑ってごまかした。
「そういえば、池永さんと片瀬さんは同じくらいの年齢ですか?」
星野さんからの問いに、私が答える。
「あ、うん、そう。同い年」
「だったら、くんと呼んでも別にいいんじゃないですか? ね、池永さん?」
「ああ、別にどっちでも」
突然星野さんから話をふられてた広海くんは、答えながらチラッと私を見る。
その顔が少し笑っているように見えて、私は目を丸くする。そんな私を堀田くんが見ていた。
「片瀬さん、池永さんみたいなタイプが好みなんですか?」
「えっ? なんでそんなこと聞くの?」
質問に質問で返すと、星野さんに突っ込まれる。
「ええっ! そうなんですか? 前に聞いたときは興味ないみたいに言ってましたよね?」
堀田くんが星野さんの言葉を聞いて、さらに聞いてきた。
「興味ない? じゃあ、片瀬さんはどんな人が好みなんですか?」
「私もそれ聞いてみたかった! 教えてください」
興味ないと一言も言っていないのに、話が変な方向にいってしまい、ジョッキに残っていたビールで喉を潤した。