いつかの空ーー 君と ーー
そうだ、祭は元々霊感が強かった。


祭には、私が見えてる。


「陽葵、空くんのとこにいくの?


残された私達はどうでもいいの?」



違う………って言いたい。



違うよって言いたい。


だけど、何かが邪魔をして言えなかった。



「祭ちゃん!?陽葵がいるの?」


お母さん、私ここにいるよ。


「陽葵がいますーー陽葵は空くんのとこに行こうとしてます」


「えっ!?陽葵嘘よね」



お願いやめて祭!!


空が側にいるからーーあれ?



私の側に居た空は居なかった。


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