いつかの空ーー 君と ーー
病院の開放された屋上に、私達はいた。



幸い、そこには誰も居なかった。


「陽葵、私ね。


西条くんが好きだったの。


だけど陽葵の好きな人だったから、諦めたの。


だけど、陽葵が事故にあって、少し喜んだ。


最低だよね」



えっーー?



祭が、空を好き………?



嘘………そんな素振り無かったのに。


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