いつかの空ーー 君と ーー

希望の光

生きてるなら、希望がある。


こんな嬉しいことはない。


「生きてるなら、希望があるね」


私は素直に喜んだ。


気づかなかった。


祭と空が顔を見合わせてたなんて、私は浮かれてて気づかなかったんだ。



「生きてるから、お前も生きてくれるよな」



私に、迷いなんてない。



「うん、生きるよ。


嬉しいな」


だけど、重大なことに気づく。

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