いつかの空ーー 君と ーー
ーーーーーー


*祭side*



あーあ、陽葵にひどい事言っちゃった。



「おい、なんでアイツ泣かせんの?


思ってない事いって傷つけて、何がしたいの?」



私は振り向かない。



相手が誰だか分かるだけに、顔見て話せない自分がいた。



「一瞬でも、喜んだ自分が居て恥ずかしくなった。


大切な人に、ひどいことを言った。


離れたくなった。」



本当、一人言の様な呟き。


私にしか、"彼"は見えないんだから。


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