いつかの空ーー 君と ーー
それから、私達は、双子ちゃんのミクちゃんとクミちゃん、と遊んだりして過ごした。


魂だけの私はお腹は空かないし、寝なくてもいいし、楽だけど。


「おねえちゃん、おやすみなさい」


「おやすみなさい」


やっぱり可愛い。


ミクちゃんとクミちゃんの頭を撫でて、あげた。


「可愛いね、知らなかった。祭に、双子の女の子いたなんて、初耳。


いい家族だね」



「いい家族?本当そう思う?」



「うん、いい家族だね」



この時の祭の顔がやけにホッ、としてて気になったけど、それ以上は聞かなかった。


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