いつかの空ーー 君と ーー
それからは、言わないように生活した。


次第に家族も、隠すようになった。


家に来ても会わないように裏で工作して、遠ざけた。


きっと母は気づいてる。


だけど、話さない。



決して話さない。


家族を紹介出来ないのが一番、辛かった。


「引いた?」



私は、陽葵に全て打ち明けた。


嫌われる覚悟で。



「なんで?

引かないよ、私に良くしてくれて、また泊まりに来ていい?」


あー、やっぱり陽葵はそう言う子だ。



「うん、また来てね」


私達は、遅くまで話したりしてた。


全てを埋めるように、たくさん話した。


ありがとう、陽葵。


夜は更けていくーーー


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