いつかの空ーー 君と ーー
足取りは重い。。


近づけば近づくほど、足が重たくなる。


一つの部屋の前で立ち止まる。


ガラリ………



「空、陽葵ちゃんが会いに来てくれたよ。」





カーテンを開けると、頭に包帯の巻かれた空が寝ていた。



「空……?空、陽葵だよ。会いに来たよ。


一緒に目覚めようって約束したよね?


私、ずっと待ってるから…………ね」



お願い…………私は空と生きていきたい。



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