寝ても覚めてもキミが好き。

けど、まだキツい言葉でも、



一瞬でも目が合って、



言葉を交わしてくれるなら…




泣きたい気持ちも、


虚しい気持ちも、


心臓がぎゅって握られるように苦しくても、


辛くても、


それら全部ひっくるめて、心の奥深くに無理やり押しやって、蓋をする。


不安な気持ちが、悲しい気持ちが溢れ出さないように。


きっちり心に鍵をかけて。



私はまだ、千里が幼なじみだって、自分に言い聞かせるんだ。

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