寝ても覚めてもキミが好き。


千里が気持ち悪いっていつも言うから、男の子と喋らないように気をつけてたよ…


千里の隣に少しでも長くいれるように、気持ち悪くないように。


女子高生らしく、短くしたいスカートも長いまま。

暑いのにカーディガンだって着た。

邪魔だなって思いながらも、前髪も髪の毛も切ってない。

本当はお話するの好きだけど、無口でいようとしてるよ…?


なのに…なんで…なんで千里がそんなこと言うの…


文句を言ってやりたい。

私の本音を聞いてほしい…


けど…
パッと顔を上げて、千里を見たら…


「……」


言えなくなっちゃう…
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