寝ても覚めてもキミが好き。

「なに?」


髪の色も、背だって変わっちゃっても、千里は千里だもん…


「………な、なんでもない…」


喉の奥がきゅぅぅっと痛い。

鼻の奥がツンとする。


……ダメだ。泣きそう…

泣いたら、また嫌われちゃう…!


「千波さん。先生の用事終わったの?」

必死に目の縁に溜めた涙がポロリと一粒零れ落ちそうになった時、教室のドアから天本くんが体を覗かせた。
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