寝ても覚めてもキミが好き。
「…チッ…」
天本くんに千里の注意が向いている間に目元をゴシゴシ拭った。
「…用事あったの?さっさと行けば?」
千里の視線は冷ややかで。
「え…うん…。じゃあ、ね。千里…」
千里は何も言わず、天本くんを一瞥して去っていた。
やっぱり、私なんかには振り向いてもらえないんだって。
何度も、何度も思い知らされてしまう。
…ほら。
もう周りには可愛い女の子たちが集まってるもの…