寝ても覚めてもキミが好き。

「…千波さん…?」


天本くんの声にハッと我に返る。


もう、声が気持ち悪いから話しちゃいけないって忘れていた。

天本くんは、どんなに私の声が変でも、気持ち悪くても、話してくれるって知ってしまったから…


「あ、あのね!信じられないかもしれないけどね…!せ、千里とは幼なじみなの…。
…あはは!傍から見たら、私なんて千里のストーカーだよね…!
…千里には迷惑かけてるなぁって思ってるんだけどね…
学校に私慣れてなくて、ひっつき虫しちゃってて…それで…」


それで、千里に嫌われてます。なんて、言いたく…ない…

そこできゅっと唇を噛んでしまった。
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