二回目の初恋~初恋の彼を思い出したら

私たちの学校には帰宅部が存在しないのに部活に入らないといけない。

だからみんなは部活中。

私は一応放送部。

放送部の活動は基本昼休みの放送だけ。

おかげで放課後は通坂くんと一緒に帰れる。


「今日の小テスト何点だった?」

通坂くんが聞いてくる。

ふふふ、こうみえても勉強は結構できちゃうんだな~私。

「96点だったよー。」

おそらくクラス最高。

「お~、すげーすげー。」

「通坂くんは?」

「俺?100点だったけど」

「ウソっ?!通坂くんって頭よかったんだ…」

イケメンで頭もいいって、すごいな…。

「今度勉強教えてやろうか?」

通坂くんの口からでてきた予想外の言葉に、私は深くうなずいた。
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