甘酸っぱい恋の味【LOVEドロップス企画参加作品】
今日、こうやって隼くんから誘ってくれてここに来たのも、
こうやって隼くんのいろんな話をきけるのも、
全てが偶然じゃなくて、必然なんじゃないかなって思う。
多分、どこかで恋の神様が操作してくれてるんだ。
まだ、告白時じゃないよね? そう思ってたんだ。
でも……もしかしたら、チャンスなんじゃないのかな? そう思えてくる。
このわたしの直感が正しいのかどうかは分からない。
だけど……今なら言えるような気がするんだ――。
そんなわたしの心の中の葛藤を知る由もない隼くんの口から出た言葉。
それがあまりにもショックすぎて、わたしは気持ちを伝えるタイミングを逃してしまったんだ。