甘酸っぱい恋の味【LOVEドロップス企画参加作品】
そんなカレと一緒にいて、好きにならないわけがなく……
会うたびに好きが増えていく。
どれだけキャパシティがあるんだろうって不思議なくらい好きが増える。
もっともっと近づきたいって思う。
バイトは隼くんと同じシフトが多かったからか、すぐに仲良くなれた。
数え切れないほど話をいっぱいした。
たくさん、わたしのことを知ってもらって、隼くんのことも知った。
でも、まだまだ隼くんの知らないことはたくさんある。
そんな中でわたしはバイトをやめて、就職を選んだ。
隼くんと一緒にもっと働きたかった。
でも……隼くんが背中を押してくれたんだ。
――本当にやりたいこと、やれるってステキだよね、って。