present for ・・・
彼にぴったりの・・・
今日は珍しく平日休み。っていっても代休だけどね。
「あー、何もない休みって久しぶりだ~。」
出勤する彼を見送り、洗濯も掃除も終わり、おまけに布団まで干して。それでもまだ9時半。
「暇だな~。何しようかな~。」
ソファーに寝転がって伸びをする。
ふと、カレンダーに目を向けると赤い字で印刷された『Valentine day』の文字が自己主張している。
「あ、明日バレンタインかぁ。」
付き合って5年、婚約して初めてのバレンタインだ。
「久しぶりに、作るかな。」
そうと決まれば先ずはレシピ検索。手製のレシピファイルを引っ張り出す。子供の頃から使っているファイルはしばらくスィーツ作りから遠のいていたため、埃をかぶっていた。
「お酒にあう、甘過ぎない、フルーツ系の、チョコは・・・」
ファイルを捲ると、下手くそな字で書きとめたレシピや、ネットから拾って自己流アレンジを加えたレシピ達がアピールしてくる。
「懐かしいなぁ。あ、これ。」
貴方を好きになって、最初のバレンタインに作ったフォンダンショコラ。極々ノーマルなフォンダンショコラだけどね。あの時は食べてもらえるかドキドキしたなぁ。「クールなハイスペック男子」「氷の王子」なんて言われていた貴方が受け取ってくれるなんて。
「よし、今回はコレをアレンジする!」
あの頃は知らなかった、酒好きの癖に甘党な貴方の好みに合うように・・・。
出来上がったフォンダンショコラは見つかりにくい野菜室へ。
明日、貴方に出す時は、レンジで少し加熱して。バニラアイスを添えてね。ちょっぴり濃いめに淹れた、コーヒーと一緒に。
冷たくて熱い貴方にぴったりの、ツンデレスィーツどうぞ召し上がれ!
「あー、何もない休みって久しぶりだ~。」
出勤する彼を見送り、洗濯も掃除も終わり、おまけに布団まで干して。それでもまだ9時半。
「暇だな~。何しようかな~。」
ソファーに寝転がって伸びをする。
ふと、カレンダーに目を向けると赤い字で印刷された『Valentine day』の文字が自己主張している。
「あ、明日バレンタインかぁ。」
付き合って5年、婚約して初めてのバレンタインだ。
「久しぶりに、作るかな。」
そうと決まれば先ずはレシピ検索。手製のレシピファイルを引っ張り出す。子供の頃から使っているファイルはしばらくスィーツ作りから遠のいていたため、埃をかぶっていた。
「お酒にあう、甘過ぎない、フルーツ系の、チョコは・・・」
ファイルを捲ると、下手くそな字で書きとめたレシピや、ネットから拾って自己流アレンジを加えたレシピ達がアピールしてくる。
「懐かしいなぁ。あ、これ。」
貴方を好きになって、最初のバレンタインに作ったフォンダンショコラ。極々ノーマルなフォンダンショコラだけどね。あの時は食べてもらえるかドキドキしたなぁ。「クールなハイスペック男子」「氷の王子」なんて言われていた貴方が受け取ってくれるなんて。
「よし、今回はコレをアレンジする!」
あの頃は知らなかった、酒好きの癖に甘党な貴方の好みに合うように・・・。
出来上がったフォンダンショコラは見つかりにくい野菜室へ。
明日、貴方に出す時は、レンジで少し加熱して。バニラアイスを添えてね。ちょっぴり濃いめに淹れた、コーヒーと一緒に。
冷たくて熱い貴方にぴったりの、ツンデレスィーツどうぞ召し上がれ!