私に選択を…俺に運命を…
その中で大宮くんは、にこにこしていて、騒いでいる。

私も参加したい!
でも、私はコソコソっとその場を抜けた。

「きゃー!間に合うかな?」

私は弟を迎えにいくために幼稚園まで走っていた。両親は共働きで帰ってくるのが夜遅いから私が、ご飯を作ったりして、面倒を見ている。

「間に合った!快斗〜。」

「珱華姉ちゃん!」

快斗がよちよちと走ってきた。
可愛らしい。先生がやってきた。

「今日もいい子にしていましたよ。」

先生は、ニコッ優しく笑い私たちを見送ってくれた。

「快斗、何食べたい?」

快斗の小さな手を掴んで、温かみを感じながら私は聞いた。

「ハンバグ」

「ん〜。ハンバーグ?分かった。じゃあ足りないもの買いに行こっか?」

「うん!」
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