いじめられっ子に恋をした
昨日は濃1日だった…
まさか泣くなんて


あれから桃山琴子は僕らと共に行動してるけど少し気まずいものがある



「さぁー!3人とも準備はいいね?」


放課後になり僕らは美容院に向かう
桃山琴子は緊張してる


「ねえ、如月。なんで私までいるの?」


「璃玖が女の子の意見も取り入れたいからだって。で、僕が話せる女子は美月くらいだから。嫌なら帰る?」


「いやではない」


「もしかして、桃山琴子…さん。美容院初めて?」


桃山琴子が小さく頷く



「ちょっと待って、そうちゃん。桃山のことフルネームで呼んでんの?」



「え、悪い?」



「おかしいよー。どっちかで呼んであげなよ。ねえ、美月もそう思うよな?」



「え、うんうん!」


「え。じゃあ。桃山…?」



「いや、俺が桃山って呼んでるからそうちゃんは琴子ね」



「なんでだよ」



「同じ呼び方だとどっちに呼ばれてるかわからなくなるじゃん」



「声でわかるでしょ」



「わ、私も…琴子って呼ばれるほうがいいかな…ごめんなさい。調子乗っちゃって」



「じゃー、俺も琴子って呼ぼ!」


「私も琴子ちゃんって呼ぶ!」

「あ、ありがとうございます!」

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