いじめられっ子に恋をした
「どうしたの?」


少し怒った顔の璃玖が近づいてきた
こいつ、いつでも一ノ瀬たちに飛びかかる気だ


「美月が言いたいことあるんだって」




「なに?美月れ



「あ、いや橘君ってチョコとか好きなのかなって」




「チョコ?あぁ、好きだけど。どしたの?」




「いや、ほら今度作ってみようかなって作ったら食べる?」



「うん、くれるなら欲しい」



「本当!?じゃあ、作って持ってくるね!」



「ありがとう」



「言えてよかったな」
小声で美月につぶやく



「はぁー、緊張した。いきなり呼ばないでよ」



「善は急げって言うでしょ。あ、璃玖ちょっと3人で話そうよ!」



「うん、わかった」

一ノ瀬たちの方を見て僕の前空いてる席に璃玖が座った



よし、これで璃玖が一ノ瀬たちに噛み付くのを防げた
< 7 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop