ごめんな。
それからの三年間はまるで、飛行機が飛び去っていくかのようで短い。
俺はスポーツ推薦で、お前は受験に無事合格して、同じ高校への進学が決まった。
お前は三年前みたいにワクワクしてたな。

憧れていたブレザーの制服。
採寸して家に届いてからずっと、着ていた。
もう、普段着みたいに。

部活で早くもスタメン入りした俺、出遅れながらも友達が出来たお前。

一緒に帰るのは少なくなったけど、楽しかったな。

今、昔のアルバムを見てこんなことを思ってる。

幼稚園の卒園アルバムから、小学校の卒業アルバム、中学のも見終わって、過去の
回想に浸ってた。

お前は今、何してる?
風呂?飯?宿題?
今日の飯は何なんだ?なんて、答えるわけないよな。 
紅音。
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