ごめんな。
つまらない授業はほとんど耳に入ってこない。
ただ、ズラをしていること丸わかりな数学教師が面白いというか見苦しい。
「はい、ここで終わりです。各自、予習復習を忘れずに」
数学教師、バイバイ。
授業が終われば、俺の心は明るい。
「郁斗!あのさ、部活終わった後って空いてる?」
駆け寄ってくる華奢な女生徒、小さな体の割に声が大きい。
「わりぃ。大会近いから、自主練したいんだわ、ごめんな紅音」
紅音。
十年来の幼なじみにそう告げた。
「んじゃ、そのあとでもいいから。」
「んー。でもおそいから、そんで監督と打ち合わせもあるし・・・」
紅音がなぜ、ここまで頼んでくるのかは知らない。
「わかった、じゃあ夜、LINE送っていい?」
「なにそれ。」適当に笑い「早く寝たいんだわ」と言った。
ただ、ズラをしていること丸わかりな数学教師が面白いというか見苦しい。
「はい、ここで終わりです。各自、予習復習を忘れずに」
数学教師、バイバイ。
授業が終われば、俺の心は明るい。
「郁斗!あのさ、部活終わった後って空いてる?」
駆け寄ってくる華奢な女生徒、小さな体の割に声が大きい。
「わりぃ。大会近いから、自主練したいんだわ、ごめんな紅音」
紅音。
十年来の幼なじみにそう告げた。
「んじゃ、そのあとでもいいから。」
「んー。でもおそいから、そんで監督と打ち合わせもあるし・・・」
紅音がなぜ、ここまで頼んでくるのかは知らない。
「わかった、じゃあ夜、LINE送っていい?」
「なにそれ。」適当に笑い「早く寝たいんだわ」と言った。