不埒な先生のいびつな溺愛
また一から
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それから三ヶ月。新幹線ホーム。

「お弁当とお茶は買ったよ。お花は行く途中で買おうよ。駅からお寺までの道に、お花屋さんがあったから」

「ああ」

ふたりで新幹線に乗り、荷物を足元に入れた。

乗車前に駅で買ったお弁当だけは手元に置いた。久遠くんの分は鳥の照り焼きが乗った三色弁当。私の分は三十品目のヘルシー弁当。
どっちも私が選んだものだ。

「お弁当、これで良かったかな?」

私を窓際に座らせてくれたのに、私は窓の景色ではなく、反対にいる久遠くんの方ばかりに体を向けていた。

「ああ」

「良かった」

今日は初めて久遠くんのお父さんのお墓参りに一緒に連れて行ってもらうのだ。お寺のある東北へ、ふたりきり小旅行となる。
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