きみが虹を描いてくれた青空の下で
一瞬の真顔にどきりとさせられたけど、すぐにまたさっきの笑顔。
言葉に合わせて表情がころころ変化して、明るいなぁ、っていうか、あんまり悩みとかなさそうでちょっとカチンとくるタイプだ。
なんとなくの流れで隣に座ることになって、バス停でした話の続きをきいた。
八重ちゃんと、同じ病気の子だった。
っていうことは、その子だって死と隣り合わせなはずなのに。
「あの、大変な病気なのに、なんでそんなにニコニコしていられるんですか?」