きみが虹を描いてくれた青空の下で

見たことのない形のボールが、お天気雨の粒がきらきら光る空に、まるで、星空を渡る流れ星みたいに長くて白い尾を引いて飛んでいくのが見えた。



「わあ……」



無意識に、声が出てた。





その軌道は、そのまま、うっすらと、だけど大きな、虹になった。





たぶんゴール?みたいな細長い柱がキラリと光を反射して、その虹をさらに引き立ててた。





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