最高の別れ方


「うん。私も光輝と同じ○○大学だよ。」


「そうだよね。なんか聞いたことあるんだよなあ。○○大学と姫野って」


どこだったっけな〜と言いながらブランコから立ち上がった片山くんは、グルグル円を描くように歩く。
知り合いなのかな?合コンとか?わかるはずもないのに私も考えていると…


「あーーーー!!!!思い出した!!!○○大学、姫野芽衣!!!!!」


私が言ってない下の名前まで言い当てた。
片山くんの中で完全に姫野さんと一致したようだ。


「これ、そーなるとアレだな。うん。……姫野さんこれから時間ある?ちょっとついてきてほしい所があるんだけど。」
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