きらりん☆私たちが魔法使い!
「…で、どうする?」
シーン…
そりゃあそうか
いきなり皆を広場に集めたけど、
未来を変える案なんてそうそう出るはずないよね〜
「ん〜〜、なんかいい案ないー?」
「咲も考えてよー」
「考えてはいるけどー」
私がいい案浮かばないのに
皆、いい案浮かぶわけないか…
「さぁ〜き〜」
振り向くと…
「ん?お姉ちゃん?」
私の一言に皆が反応する
「お姉ちゃん!!??」
「似てねー」
「スタイルいい〜」
「黒髪だぁー咲とちょっと違う」
「背高〜」
「大人っぽーい」
皆、ヒソヒソ話してるけど
全部聞こえてるから!!
「ふふ、何してたの?咲」
「えー別に…」
「お姉さん、名前なんて言うんですかー?」
「お友達?私は近田花よ」
「へぇ〜名前は似てるんですね」
「もー!皆!」
「まぁ、いいじゃない咲」
いっつも私はお姉ちゃんと比べられる
そりゃあ私はお姉ちゃんみたいに美人じゃないことくらい分かってるけど!
いつもいつも〜〜…
すると突然強い風が吹いた
あ、まただ
来たんだ
光とともに、やっぱり彼女がいた
お姉ちゃんだけがすごく驚いている
「真保!今度はどうしたの?」
「みんな、あのねっ…」
彼女は急に黙った
驚いたような表情だ
「え…そ、その人は…」