私の隣の腹黒王子。
黒髪のサラサラヘアー。
涼し気な切れ長の目。
透き通る白い肌。
180センチメートルの高身長で、
とても顔が小さい。

かっこいい…
これは、モデルさん並みだよね。




「はぁ。」

隣の人物を見て、ため息が溢れた。

なんか、この人を見るだけで
女子として色々と負けた気分になるんだよね。





瀬川優。
モデル並みの容姿である私の隣の人は、
容姿だけでなく、
勉強、運動、全て完璧。
それでいて、性格までもが良い。


まぁ、他の人から聞いた情報だから
私は知らないんだけどね。




瀬川くんは、西中出身で、
私は東中。


瀬川くんの情報は、
仲のいい西中の子から聞いたのだ。





そういえば、中学校のときのあだ名は
『王子』だったって言ってたな〜。



誰が呼び始めたんだろう。
瀬川君に、ぴったりすぎる
あだ名だよね。


< 4 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop