私の隣の腹黒王子。
私も、王子って使おうかな。

あっ、本人には言わないよ?
私の心の中で呼びます。

って、私は誰に言ってるんだろうか。





「──よろしくお願いします。」

私が色々と考えている間に、
王子の自己紹介は終わった。


クラスの殆どの女子が、
王子の自己紹介の間、
目に焼き付けるほど、
王子のことを見つめていた思う。


実際、王子が座ったあとでも
まだ見つめているのだ。



まぁ、この容姿だと
凝視しちゃうよね。




私は周りの女子の様子を見ていた視線を
もう一度、王子の方へと移す。



すると、王子と目があった。






「よろしくね。」

妖精が周りに飛んでいそうな、
きらっきらの笑顔で言われた。


うっ…眩しいです。


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