わたしのキャラメル王子様
「おっ、制服JKなんか久々に見たわ!かわいいね〜、ド天然の悠介にはもったいなくない?」
隣のベッドの20代後半くらいのお兄さんは骨折した足を天井から釣られたままの状態で、珍獣でも眺めるみたいな顔で私を見た。
でもこの人の手元にも刺繍糸が……。
「あの、悠君大丈夫なんですか?」
おそるおそる声をかけた。
「うんうん大丈夫。MRIやCTも問題なかったし、怪我はおでこの擦り傷程度だから。保護者の方と今退院の手続きしてるはずよ」
「そうですか、よかった」
ネームホルダーに
『看護師長 安井元子』って書いてある。
うちのママがずっといてくれたんだと思ったら、急にホッとした。同室の人も看護師さんもいい人そうでよかった。
隣のベッドの20代後半くらいのお兄さんは骨折した足を天井から釣られたままの状態で、珍獣でも眺めるみたいな顔で私を見た。
でもこの人の手元にも刺繍糸が……。
「あの、悠君大丈夫なんですか?」
おそるおそる声をかけた。
「うんうん大丈夫。MRIやCTも問題なかったし、怪我はおでこの擦り傷程度だから。保護者の方と今退院の手続きしてるはずよ」
「そうですか、よかった」
ネームホルダーに
『看護師長 安井元子』って書いてある。
うちのママがずっといてくれたんだと思ったら、急にホッとした。同室の人も看護師さんもいい人そうでよかった。