わたしのキャラメル王子様
ノートに記入をすませると、職員室の先生の机にそれを置いてすぐコートに戻った。
もう何も考えたくない。
それにただでさえ寝不足なんだ。
頭のなかはぐっちゃぐちゃだし、胸のうちはもやっもや!
落ち着きを取り戻そうと、コート前で立ち止まって深呼吸をした。
京ちゃんは私が悠君と帰ると思ったのか、先に帰ってしまったみたい。
荷物を手に脇目も降らず一目散に家を目指した。
まだ部員の気配がしてる体育館前はもちろんスルーした。
買い物なんかしなくていい。
お茶漬けで充分だ。
だってひとりだもん。
今日もひとりだもん。
夜道を早足で歩いていたら、後ろから声がしたから更に歩調を早めた。
「沙羅待てこら!置いてくなー!」
叫んでるのが誰かすぐわかる。
もうそれがやだ。
悠君なんかもう待たない。
絶対待ってなんかやらない。
なんで追っかけてくるのよ!
後ろを振り返らずに私は走り出した。
「なんかわかんないけど絶対捕まえる!」
逃げたせいで悠君は本気で追ってきて……あっさり捕まってしまった。
もう何も考えたくない。
それにただでさえ寝不足なんだ。
頭のなかはぐっちゃぐちゃだし、胸のうちはもやっもや!
落ち着きを取り戻そうと、コート前で立ち止まって深呼吸をした。
京ちゃんは私が悠君と帰ると思ったのか、先に帰ってしまったみたい。
荷物を手に脇目も降らず一目散に家を目指した。
まだ部員の気配がしてる体育館前はもちろんスルーした。
買い物なんかしなくていい。
お茶漬けで充分だ。
だってひとりだもん。
今日もひとりだもん。
夜道を早足で歩いていたら、後ろから声がしたから更に歩調を早めた。
「沙羅待てこら!置いてくなー!」
叫んでるのが誰かすぐわかる。
もうそれがやだ。
悠君なんかもう待たない。
絶対待ってなんかやらない。
なんで追っかけてくるのよ!
後ろを振り返らずに私は走り出した。
「なんかわかんないけど絶対捕まえる!」
逃げたせいで悠君は本気で追ってきて……あっさり捕まってしまった。