わたしのキャラメル王子様
何を言われても聞かれても悠君を無視した。
険悪なまま帰宅したのに悠君はそのままうちに上がり込んじゃった。
「こういう時は普通自分ちに帰るでしょ?」
あきれすぎてうっかり喋っちゃった。
「なんで?100%泊まる気なのに」
「泊まるのは無理って言ってたの誰だっけ?」
「いやいや、今日だけ。今日は泊まらないと沙羅が困ると思って……」
「意味がわかんない」
「だってさ、とにかく話聞けって」
やっぱ無視しとこう。
悠君のペースに巻き込まれたくない。
「悠君、ご飯ここで食べて帰るつもり?」
「ここで食べて、帰らないつもり!」
「……譲らないね」
「白米も意思も固めが好きだからね」
笑顔になんか吸い込まれないんだからね!
険悪なまま帰宅したのに悠君はそのままうちに上がり込んじゃった。
「こういう時は普通自分ちに帰るでしょ?」
あきれすぎてうっかり喋っちゃった。
「なんで?100%泊まる気なのに」
「泊まるのは無理って言ってたの誰だっけ?」
「いやいや、今日だけ。今日は泊まらないと沙羅が困ると思って……」
「意味がわかんない」
「だってさ、とにかく話聞けって」
やっぱ無視しとこう。
悠君のペースに巻き込まれたくない。
「悠君、ご飯ここで食べて帰るつもり?」
「ここで食べて、帰らないつもり!」
「……譲らないね」
「白米も意思も固めが好きだからね」
笑顔になんか吸い込まれないんだからね!