わたしのキャラメル王子様
「悠君やめて、くすぐったいよ」
「そぉ?じゃあ特別にぐっすり眠れるおまじないかけてあげるからこのまま隣にいてもいい?」
「会話噛み合ってないじゃん。いつものことだけど」
二人でいるのがこんなに楽しいんじゃ、もうひとりで生活できそうにないや。
「沙羅のお目々はだんだん重たくなるー」
「それおまじないじゃなくて催眠術だよね」
ダメだ、お腹痛い。
こんな天然君じゃ、モデル系イケメンが台無しだよ。
「眠くて眠くてどーしましょー。えーと、こんくらいかな?」
悠君は一本調子でそう言いながら、部屋の照明を少し落とした。
「明るすぎても真っ暗でも落ち着かないだろ、これでいい?」
優しい穏やかな声がすぐそばにあって、怖かったことなんてすっかり忘れてしまってた。
「悠君がいるから平気」
そう答えたら、
少し寂しそうに笑ったのが気になった。
「昨日、寝てないんだろ?戻ってこれなくてごめんな」
「なんで、それ……」
何もかも、悠君には、全部お見通しだった。
「そぉ?じゃあ特別にぐっすり眠れるおまじないかけてあげるからこのまま隣にいてもいい?」
「会話噛み合ってないじゃん。いつものことだけど」
二人でいるのがこんなに楽しいんじゃ、もうひとりで生活できそうにないや。
「沙羅のお目々はだんだん重たくなるー」
「それおまじないじゃなくて催眠術だよね」
ダメだ、お腹痛い。
こんな天然君じゃ、モデル系イケメンが台無しだよ。
「眠くて眠くてどーしましょー。えーと、こんくらいかな?」
悠君は一本調子でそう言いながら、部屋の照明を少し落とした。
「明るすぎても真っ暗でも落ち着かないだろ、これでいい?」
優しい穏やかな声がすぐそばにあって、怖かったことなんてすっかり忘れてしまってた。
「悠君がいるから平気」
そう答えたら、
少し寂しそうに笑ったのが気になった。
「昨日、寝てないんだろ?戻ってこれなくてごめんな」
「なんで、それ……」
何もかも、悠君には、全部お見通しだった。