通り過ぎた雨。
ちっぽけな恋

「おい、藤田」


後ろから重い声が私を呼んだ。


「ぇ、あ、はい。どうしたんですか?先生」


言われることはもうわかってるよ(笑)



「お前、遅刻したくせに後ろから入ってきただろ」



「え?そうでした?私ずっといました…よ?」

隠しとうしてももう無駄だ。山下先生の顔がだんだんこわばってくるのはもう見てられない…


「ごめんなさい」


「ったく、今日の放課後、職員室に来なさい」


「はぁーーい」


やっぱなーそうなるよね…(笑)


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