小悪魔カレシの甘い罰
CREATION
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ロールブラインドが降りる音が低く鳴り響く。
徐々に薄暗くなっていく室内に光るモニターたち。
「すごい数ですね…」
椅子を取り囲むように並んだパソコンたちを見て美桜が驚きの声を上げる。
「そこ座って」
言うと司は、自分の椅子にもたれかかるように腰を下ろした。
締め切れられた部屋で司に向き合うと、緊張が高まる。
「何そんなにガチガチになってんの」
眉を上げて司が笑う。
目が覚めて、状況を理解したところで帰り支度を始めた美桜に、司は「休日なんだからゆっくりしていきなよ」と提案した。
少し躊躇した美桜だが、
「改めてミーティングしよう」
引き留める理由をむりやり作った感はあるけれど、上司にそう言われては去ることが出来なくなってしまった。
彼の作る朝食をありがたく頂き、その後は司の仕事場に移動した。