最恐ドクターの手懐けかた
その瞬間、彼は頰を染めてぽかーんとした表情で私を見る。
またまた新たな遠藤先生の表情だ。
……なんて胸をときめかせてしまったのが最後、
「マジか……マジでいいのか……」
彼は虚ろな瞳のままぼやいている。
「お前を抱いてもいいのか……」
そんな遠藤先生を、ぶっ飛ばしそうになった。
力が入る拳を、ぎゅっと握りしめる。
この変態は……頭の中、女の下半身とそれしか考えていないのだろうか。