最恐ドクターの手懐けかた




微かに残っている理性が、いけないと警告を出していた。

私は遠藤先生が好きだけど、その逆はないだろう。

このままだと「都合のいい女」になってしまう。

それはいけないと分かっているのに……





意識がぼんやりとしていった。

大きくふらついた私を抱きとめたその身体は、にんにくの臭いなんてしなかった……。


< 197 / 273 >

この作品をシェア

pagetop