最恐ドクターの手懐けかた





遠藤先生のことは好きだ。

諦めがつかないほど、大好きだ。

だけど、遠藤先生の気持ちは分からない。

思わせぶりなことをしておきながら、「都合のいい女」にしてしまうくらいだから。

それに、遠藤先生にはもっと相応しい女性がたくさんいるはずだ。




だけど……もし妊娠していたら……

赤ちゃんを諦める、その選択肢は考えられなかった。



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