最恐ドクターの手懐けかた






そして……彼はとうとう私を見た。

暴君に怯え、震えている私を。






「おい、冴木」




遠藤先生の顔を見ることが出来ない。

それはもちろん怖いからなのだが……漢マンを思い出すと笑ってしまいそうで。

笑ったりなんかしたら、私の命はないのに!




「お前のせいか?」




違います、濡れ衣です。なんて言えば良かったのかもしれない。


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