悲しみの雨

悲しみの雨

高校2年生になっても友達がいない独りぼっちの僕だが、静かで穏やかな日々が続けばいいなと思っている。
なぜ、ここに生まれて今ここにいるのかよく分からない。その答えを探さなければならないのだろう。いつの間にか授業が始まっていたのか先生に「風斗！何ボケっとしているんだ。この答えを黒板に書きなさい。」少し怒られながら言われた。
僕は黒板に答えを書いて席に座る。
なぜ、勉強や授業を受けなくてはないのか。僕は教科書を読めば問題すら解けるはずなのに。そんなことをずっと考えていたら授業が終わっていた。
休み時間になり僕がトイレに向かっていると、前の方が騒がしい。騒がしい横を通りながら見ると女子生徒が一人倒れていた。
トイレを済まして教室に戻る頃には先生たちが集まって生徒たちを教室に戻らせていた。
僕は教室に戻りざわついているクラスに耳を傾けて聞いていた。倒れていた女子生徒の事だった。大きな病気などは無くとても明るく元気で皆から親しまれていた生徒だったみたいだ。
その後女子生徒は救急車で搬送されて集中治療室に入ったらしい。どのクラスも女子生徒の噂や話をしている。
僕は家に帰りテレビを見ていた。夕方になった頃に夕食が出来僕は夕食を食べて自分の部屋に入った。
部屋に戻りベッドの横になりそのまま寝てしまった。
その日の夜、僕は奇妙な夢を見てしまった授業中に外を眺めていたら、女子生徒が落下していったのだ僕達のクラスは三階にあるクラスの何人かが「えっ？」と言った。女子生徒が落下していったのを見ていたクラスメートがドアを開けて下を見る僕もドアは開けて見ると、女子生徒が頭から流して倒れていたのだ。多分もう死んでいるのだろう。クラスがざわついているのを先生が静かにさせている。そこで僕は目が覚めた。