叶わなかった初恋と叶った初恋
真依の母親:一ヶ月間あれだけ苦しんだし、簡単には信じられないわ。私は昔を思いだした時から力ずくで従わせるのは辞めたの。


家庭教師:子供は何も出来ないから親についてくしかないんだからしかたないだろう?。


真依の母親:あなたは小さいときに親に叩かれた事はないの?。真依を叩いた日からしばらくして何回も夢で見ては泣いて目が覚めるを繰り返したから黎子さんにカウンセリング増やしてもらって良かった。辛いときは泣いていいんだって思えるようになってきたのに力ずくな人には話す事はもうないと思います。


家庭教師:待てよ、親から叩かれた事はあるから大人になったら全て力ずくで手に入れてみせると思ってたよ。だから真依ちゃんが旦那の子供でないと聞いて戸惑っている時に起きてどうしたらいいかわからずに気がついたら叩いてたんだ。悩んで別居離婚したと聞いてからずっと君が心から離れなかった、好きだよ、チュッ。


真依の母親:ンッ…。経験あるなら尚更子供は力ずくなんて駄目、恐がるだけだからもし貴女の子供なら今度こそやり直したいから叩かないと約束してね。真依と暮らしながら戻って来るのを待つわ。留置所で親子検査依頼しましょ?。


家庭教師:約束するよ、検査してそうなら罪を償うまで先に真依と暮らしながら戻って来たら3人で幸せに暮らそうな。黎子さん、俺は真依ちゃんにとって恐いだろうからいつか会えるかな?。
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