叶わなかった初恋と叶った初恋
深雪:もちろん親ならしっかり教えなければならない時もあるけど、大人が二人もいて叩くのを止めないのが理解出来ないわ。


野々華:真依ちゃん、恐かったね、泣かないで。皆真依ちゃんの味方だよ。


真依:ありがとう、野々華ちゃん。あっちに遠いけど、様子を見ている人がいてたぶん母親に様子を伝える人がいるよ。


都子:続きは教室で話しましょう。種村先生は、真依ちゃんを、私は野々華ちゃん、笹野先生は美桜ちゃんをお願いします。光君、走って来れるかな?。


光:このくらいの距離なら大丈夫です。


都子:ありがとう、光君。行きましょう。


-教室でカーテンを閉めて待ってると相談員から電話が来た。事情を聞いて幼稚園の外に見張りの警察官を呼んでくれた。ようやく相談員と話せる状態にして不安がらないように痣を見せた。


トゥルルー


深雪:もしもし、幼稚園の外に怪しい人がいると恐がっています。最初に園長先生と話してからになります。


相談員:わかりました、すぐに幼稚園の周りを警備してもらいます。手配して着いたら連絡します。


深雪:わかりました、よろしくお願いします。


光:真依ちゃん、これからも友達だから野々華や美桜ちゃんにも寂しくなったりしたら言ってね。
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