叶わなかった初恋と叶った初恋
光:そうかな?、俺は良くわからないけど母さんが厳しくなったのは一人っ子だからかなと思ってたんだ。


光の父親:弱音ばかりでごめんな、光はまだ子供なのにしっかりしてるからつい、話してしまったよ。明日からしばらく二人だけで暮らすから困ったら遠慮せずに言って欲しい。


光:ありがとう、父さん。


次の日-。


ピンポーン-。


野々華の母親:はい。


光の父親:こんにちは、光の父親ですが改めて話し合いに伺いました。


野々華の母親:今開けますからお待ちください。


光の父親:はい。


野々華の母親:お待たせしました、中に入ってください。


光の父親:ありがとうございます、お邪魔します。こんにちは、野々華ちゃん。


野々華:こんにちは、光のお父さん。母さん、光の家行って来るね。


野々華の母親:うん、野々華。


-無意識に流れてる気まづい空気に気づいて野々華は逃れるように光の家に向かったかもしれないが、光の父親は聞かれずに済むと安堵していた。再度いつにするか話し合って明後日に決まって、ペンションのオーナーに連絡しておいた。


光の父親:昨日は妻が無茶苦茶言ってすみませんでした、改めて話し合いに伺いました。


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