叶わなかった初恋と叶った初恋

光の父親:それで私にあまり自分を責めないようにとｱﾄﾞﾊﾞｲｽしてくださったんですね？。聞きたい事は何ですか？、出来る限り答えます。


野々華の母親:はい、追いつめるのは良くないんです。ありがとうございます、お父さんが忙しくなったのはいつ頃からですか？。


光の父親:光が年長になってすぐに事業拡大するﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄのﾘｰﾀﾞｰを任されて、誰にも私への不満を言われないように常に確認を何度もしてから発表しては進めるの繰り返したので朝から夜遅くまで働き、わずかな休みしか光には会えない生活でした。


野々華の母親:大変な時期に光君の卒園式が重なってたんですね？。卒園式行けないことは光君のお母さんは何て言ってましたか？。


光の父親:忙しいから仕方ないわと言ってましたが、心の中には不満がたまり始めてたかもしれないです。この頃から光の卒園式や入学式の事ばかりになり、私への関心は薄まったなと感じてましたが忙しくて十分に話を聞けなかったことを悔やんでます。


野々華の母親:典型的ですね、父親が関われないから私だけはしっかりしなきゃとなってしまうみたいです。これから中学生、高校生になる光君は大事な時期になりますから母親がついてけない時が増えて、家では監視みたいになる危険もあります。