叶わなかった初恋と叶った初恋
野々華:お別れに泣きたくないからギリギリまで言わなかったんだよ。ごめんね、皆。


生徒:そうなんだ、野々華ちゃんらしいね。ギリギリまで仲良くしようね。


野々華:うん、仲良くしようね。


結菜:野々華ちゃん、ありがとう席に戻って大丈夫よ。


野々華:はい、結菜先生。


光:挨拶ちゃんと出来て良かったな、野々華。


野々華:うん、光。


結菜:野々華ちゃん、転校する前に皆で写真撮りましょ?。


野々華:はい、結菜先生。写真出来たら見せてください。


結菜:そうね、間に合ったら見せるよ。もし間に合わなかった時の為に後で住所教えてね。


野々華:はい、結菜先生。


結菜:このあとカメラ持って来るから待っててね。


生徒:はい、結菜先生。


-カメラを取りに行ってる間、野々華の席の周りはクラスメートでいっぱいになった。野々華は住所書いたメモに書いて結菜先生に渡す事にして、戻って来るのを待っていた。クラスメートとの日々はあっという間に過ぎて、転校する日の朝光は野々華を見送りに来ていた。


結菜:お待たせ、カメラ持ってきたから野々華ちゃんの周りに集まって撮影しましょう。





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