叶わなかった初恋と叶った初恋

真依:うん、母さん。父親がいない寂しさこれからは味わわなくて済むから良かった。


家庭教師:ごめんな、寂しい思いさせてたんだな。まだ入学してから半年だから、これからは出来る限りの行事に行くよ。


真依:うん、楽しみにしてるね(笑顔)。母さんの料理ゆっくり食べるの久しぶりだな。


真依の母親:そうね、仕事忙しくてなかなかゆっくり出来てなかったわね。ごめんね、真依。


真依:大丈夫だよ、母さん。忙しくても一緒にいてくれたし、嬉しかったよ。


真依の母親:真依、ありがとう。真依の周りには素敵な友達ばかりね、幼稚園変えさせなくて良かったと今は思ってるの。


真依:うん、野々華ちゃん、美桜ちゃん、光君がいつも一緒にいてくれたから幼稚園卒園するまで楽しかったよ。これからはクラス離れるかもしれないけど、友達なのは変わらないの。


家庭教師:そうか、俺が見てない期間に仲のいい友達も出来て楽しく過ごしてたなら変えなくて良かったよ。


-もう少しで真依の誕生日になるので、祝うことに真依の母親と家庭教師は決めた。真依は、お試し期間を家庭教師と過ごしていくうちに父親として受け入れようと考えるようになっていった…。